ディジタル会社(注1)では、毎日大量の情報が作り出され、インターネット上に蓄積される(注2)。インターネットの特徴は、全体に対する責任が誰にも存在しないことである。(もちろん技術標準については全体的な管理が行われている。)インターネットを支えているには、サービスや情報の提供者(注3)、接続業者、技術的専門家の組織、国の組織、国連のフォーラム(注4)などであるが、これらが責任を持つのは、それぞれの担当範囲だけである。

 郵便や宅配便などの場合は、サービスを提供するのは一つの企業で、その企業がサービス全体に対して責任を持っている。この点でインターネットは、日常の普通のサービスと大きく異なっている

 

(注1)ディジタル会社:コンピューターなどの機械を多用する会社

(注2)蓄積する:ためる

(注3)提供者:ほかの人に使えるようにしている人

(注4)フォーラム:会議

 

 

インターネット会社が日常の普通のサービスと大きく異なっているのはどんなことか。

1 全体の責任を取るものがいないこと
2 国や国連によって管理されていること
3 一つの企業に責任が存在すること
4 誰も全体的な管理を行っていないこと